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とりあえず型にはめてみる

by Takapi

「型にはまった考え方」というのはネガティブなイメージがつきまといます。

でも予測不能なことがたくさん起こるのを目の当たりにしてきて、「型にはめること」は、実は自らの身を助けることに繋がってきていることもあるなぁとも感じるんです。

そんな「型」について。

基礎をつくるための「型」

 僕の前職の代理店は「型」をとにかく徹底する会社でした。それはすごくシンプルでひとつだけ。

 「雑用はその場で、作業はその日のうちに、仕事は一週間で」

メールがきたなら30分以内に返しなさい、振られたタスクはその日のうちにこなしなさい、どんなに難関なプレゼン資料であっても1週間で仕上げなさい、といったようなことです。

ことあるごとに、呪文のように聞かされてうんざりしていたのだけれど、これを繰り返していると良い循環も生まれてくるもので。

「型」を守ろうとするなら、自然前倒しのスケジュール管理になります。そして早くタスクをこなすためには協力者とのコミュニケーションが増えることになります。そうしているとコミュニケーションの分だけクオリティが上がり、クライアントの信頼に結びつき、結果として売上に寄与する、というまさに「型」どおりのことが起きました。

武道でもスポーツでも、はじめはとにかく「型」を叩き込まれる。
それが筋肉に刻み込まれ、意識しなくてもできるようになってはじめて応用ができるもの。

「型」とはつまり、基礎を作るためのマニュアルである。

“らしさ”を積み上げるための「型」

最近Instagramを見ていてなんとなく感じるのは、投稿する人が減ってきたということです。
投稿を始めた人のうちのほとんどが半年たたずに投稿数が激減していく傾向があります。

理由は簡単で「いいね」と「フォロワー」が付くか否か、ただそれだけ。
継続できている人の共通点は投稿に一貫性があって、それは写真のフィルターを絞ったり、投稿のテーマだったり、コメントだったり。
細かいのだけれど投稿にその人たらしめる「らしさ」がある人は徐々にフォロワーを増やしていきます。
「あの人はこういう人」と言えるような雰囲気のようなものが信頼にも安心にもつながるのでしょう。
 
たとえばほぼ日の糸井重里さんの毎朝のコラムなんかもそうだし、著名なブロガーさんもしっかり型がある。「あぁそれはその人っぽいね」というところまでもっていけたら「型」ができたということなんだと思います。

「型」とはつまり、相手から見た安心であり期待である

制限としての「型」

ここまで書いて、安心を生むためにもうひとつ重要なことがあって、それは「やっていはいけないライン」を設けるということ。

それ以上やることで「らしさ」を逸脱し信頼を失うというライン。とかく意思や想いを表明しやすくなった今だからこそ、気を付けたい点です。

もちろん発信は自由です。だけどラインを設けてないと知らないうちに誰かを傷つけたり自分を損なったりするので注意が必要だと思うんです(自戒を込めて)。

「型」とはつまり、自分に課すルールであり、制限である。

リズムとしての「型」

つらつらと「型」について書いてきましたが、最後にもうひとつ大切な「型」、それは生活のルーティンを作ることです。

ルーティンとは、どんな状況になっても必ず実行する通過儀礼のようなもの。
たとえば、僕はどんなに二日酔いでも朝は必ず会社近くなカフェで準備運動がてら情報収集(たまにただのんびり)をします。

たかだかこれだけのことなのですが、この決められたルーティンができることで、自然と一日のスタートをスムーズに切れます。

毎日は当然変動します。想定外のことが起きたり慌てふためいたりすることもあります。
ただ、そのルーティンがあることで受け止める心持が変わってくる。
大きな問題であっても一息ついて他の問題と同列に見ることができるようになります。
だいぶふわっとした話ですが、これは結構大切な点です。

「型」とはつまり、生活にリズムを生む準備運動。

基本を作り、安心と期待を与え、ルールを守り、リズムを生むことで難所を乗り越えていくことができる「型」。たまには立ち止まって標語のように思い返しておきたいことです。

それではまた、明日から。

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