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フィンランドで感じた素朴な優しさ

by Takapi

2016年7月。
北欧フィンランドに行ってきました。(正確にはストックホルム→タリン→ヘルシンキの7日間という弾丸旅行。ヘルシンキ以外についてはまたの機会に)

完全にOL気分の観光目的で行きました。なんなら映画かもめ食堂を直前に見もました。


映画を観ていて思ったのは、意図的にせよそうでないにせよ、“心拍数の落ち着いた感じ”が出ていて、「これは女性でなくても行きたいわ」と思わせるほど観光映画として素晴らしかったです。


この映画の影響で頭に思い描いていたフィンランドのイメージは白・緑・清涼・深呼吸・凛・静 etc......

実際に行って、少しイメージは変わったけれども(そんなに白くない、とかカモメの鳴き声が大きすぎるとか)概ね事前の好印象のままでした。

結構意外だったのは路上でタバコ吸っている人が多いということ。

ヘルシンキ、というよりもヨーロッパに行っていつも思うのですが、(といっても大して行ってないけど)タバコ吸っている人多いですよね。

で、これもまた不思議なのですが、日本でたまに路上禁煙とされている場所でタバコを吸っている人を見ると過剰に臭いが気になるのだけれど、旅行地で臭いが気になったことがない。

作った「ルール」によって守られたはずが、逆に気持ちは縛られてしまうというようなことはあるみたいです。

ヘルシンキの主な観光地について

主に行った観光地については以下の通りです。
このブログは観光地情報はメインではないのでダイジェストをInstagramから。

・テンペルアオキオ教会

https://www.instagram.com/p/BIIgGreDUaC/

・Cafe Aalto(「カモメ食堂」でガッチャマンを歌っていたカフェ)

https://www.instagram.com/p/BIIheAHjsnS/

・ヘルシンキ大聖堂

https://www.instagram.com/p/BIIiJZHjKRe/

・マリメッコ本社(社員食堂)

https://www.instagram.com/p/BIK6P8shTCG/

・Café Ursula(「カモメ食堂」でサングラスかけながらお酒を飲んでいたカフェ)

https://www.instagram.com/p/BIK7HZAhyut/

・国立現代美術館キアズマ

https://www.instagram.com/p/BIOcFm6BfPc/


その他にも幾つか回りましたが概ねこんな感じです。マリメッコの本社の日本人率の高さに驚きました、というか基本的に日本人の女性が本当に多かった。「カモメ食堂」効果の高さ。

さて、本題。
実際に行ってみて、印象的だったことはふたつです。

ご飯の味付が素朴

ヘルシンキに行ってまずはじめに入った地元の方で賑わっていたカフェRavintola Tori

https://www.instagram.com/p/BIIfV8BjNRG/


ミートボールの下にポテトをしいたシンプルな料理。
デミグラスソース(的なソース)とベリーをかけていただく。結構濃い味に見えるんです、見た目は。
でも実際に食べると味付は素朴、というか正直ソースの味付として物足りない。
日本的なデミグラスソースを期待すると「あれ」と感じます。(まずいわけではないです。美味しいです、もちろん)

なんでなんだろうなぁと思っていたのですが、日本に帰ってきて日本の料理を食べて分かりました。
しょっぱいが足りないんです。

日本の調味料の醤油、味噌もしょっぱいものが多い。日本人の味覚の中心は“しょっぱさ”なんだと今更ながら発見。

多湿高温な環境だから塩が多いのかなぁとも思ったんですけど、台湾は結構薄味ですよね。
だからちょっと理由にならない。

日本の「塩文化」について今度調べてみたいような気がする。

因みに「北欧料理」と検索すると「まずい」が結構上位にサジェストされるんですね。
まずいという印象はなかったけどなぁ。

親切と優しさが同一線上にある

トラムに乗っていた時のことです。
(そうそう、関係ないけどトラム用のフリーパスチケット買ったのに結局一回も誰にも見せるとか通すとかしなかった。そういう緩い感じはほっとする)

乗客率は7割程度で、全員が座っている状況でした。
少し離れた席でお母さんとお子さん(5歳位かな)が仲睦まじく座って話していたんです。

なんてこともなくぼんやりとその親子を眺めていたのですが、次の駅の到着間際でトラムが速度を落とし始めた時に、突如お母さんが立ち上がったんです。

降りるのかと思ったのですが、でも子供は座っている。
どうしたのかと思っていたらドアが開き、ドアの向こうから杖をついたお婆さんが入ってきたんです。

そこから先の光景が忘れられない。


入ってきたお婆さんを先ほど立ち上がったお母さんが手を取るようにして自分の座っていた席に促したんです。おそらくトラムの窓越しに次の停留所が見えて、お婆さんが杖をついて立っているのが見えていたのだと思う。

それでもトラムが停まる前に席を譲る準備をしていたことに少し、というかかなり驚いた。


そもそも日本にいて誰が乗ってくるか、など電車やバスに乗っていて考えたことすらなかった。ましてや席が空いているなら席を譲るという発想もなかった。

ここに親切と優しさの超えられない境界線を見ました。

冒頭のタバコの件ではないけど、「ルール」でもって優先席を用意し、親切を“こしらえる”ことはできても、優しさは作ることができないんだなぁと思ったんです。中二病的な発言だけど。

こういうたったひとつのとるに足らない日常を見ただけでも国まるごと好きになる、ということはあるし、「おもてなし」を掲げている日本の課題も見えた気がした。

おもてなしを「ルール」化しないことなんだろうなと。
まとまらないですが今週はこのあたりで。

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