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どうして秋を好きなの

by Takapi

秋だ

付いたのか抜けたのかは分からないけど
木々の葉が紅や黄に彩りを変え始めた

もう1ヶ月もすれば
落ちるであろう葉を見上げれば
低くなった陽射しが
葉を透かして直接目に差し込んでくる

秋の陽射しは眩しい

眩しさに目を細めることは
何故だか内省を促されているようで
心ここにあらずのように落ち着かなくさせる

そんな秋を好きになったのはいつからだろう

きっと
過去と未来を天秤にかけてみて
少しずつ過去に傾き始めてからだと思う

過去に対峙することと
過ぎさんとする今を捉えること
そして見える朧げな未来

1ヶ月後に散り切ることを約束された葉は
否が応でもその「小さな未来」を眼前に 
足元に落としていく

過去、今、未来

思い出すこと
思い馳せること

そんな内奥でのやりとりが
落ち着かないけど落ち着くんだと思う
(どっちだ)

ナルシチズムと
ヒロイズムと
ちょっとしたオプティミズム

そんなふわふわした季節を
ふわふわしたまま歩く銀杏並木

そしてそれはそろそろ手をつなぐ季節
やっぱり秋が好きだ





Takapi
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